マッドサンダー

マッドサンダー　＜超巨大戦闘機械獣＞
RBOZ-08 MADTHUNDER（トリケラトプス型）

解説：マッドサンダーは、トリケラトプス型の共和国軍超巨大戦闘
機械獣として、デスザウラー対抗メカの切り札として登場。戦闘機
械獣としては、最大級のメカであり、攻撃力、防御力共に最高の
パワーを誇る。２本のマグネーザー（ドリル）とサンダーホーンは
デスザウラーの厚い装甲をもつらぬく威力を持ち、荷電粒子砲をも
はねかえすシールドにより無敵の攻撃力をもつ。背部のハイパー
ローリングチャージャーによりエネルギーを各部へ供給する。

カタログ解説：回転する２本のドリルでデスザウラーを倒せ！

全長：４１.８ｍ　全高：１６.６ｍ　全幅：１３.０ｍ
重量：５８５ｔ　最高速度：１００ｋｍ／ｈ
攻撃力：７０　防御力：５６　総合力：１２６
武装：マグネーザー（２本のドリル）サンダーホーン　反荷電粒子シールド
ハイパーローリングチャージャー　キャノンビーム砲Ｘ２　ショットガン
二連大口径衝撃砲　４連ビーム砲（後部尻尾）　レーザーサーチャー

■ゾイドバトルストーリー＜帝国軍、敗れる？！＞
ＺＡＣ２０４７年、共和国軍の秘密基地に迫った帝国軍の切り札、２４メカゴーレムの特殊レーダーがとらえたＴ型メカとは？
その答えはゼネバス皇帝が予想していた以上に早く出た。中央山脈から雪崩のように反撃してきた共和国軍の
先頭を切っていたのは、Ｔ型（トリケラトプス型）ゾイド、マッドサンダーであったのだ。

低いボディの頭部に装着した２本の回転ドリル、コックピットの回りを防御する分厚いシールド、そして全身に攻撃力を纏った
ような重火器の数々。それはまさにあらゆるものを破壊するために設計された超巨大メカであった。猛スピードで突撃するマッ
ドサンダーはまさに「怒りの雷」と化していた。閃光のように突進した後には帝国メカの無惨な残骸が戦場に転がるばかりで
あった。２本の回転ドリルは一撃でメカを破壊した。ほとんど火器を使う必要がなかった。手を付けられないパワーとはまさに
このことであろう。ただ、デスザウラーは例外であった。

両雄の激突はオベリア平原の帝国軍基地近くで始まった。マッドサンダーの突進をデスザウラーはがっしりと受け止めた。
両雄はしばし動かなかった。デスザウラーの荷電粒子砲が火を吹いた。青白い光線がマッドサンダーを襲う。しかし厚い
シールドがそれをことごとく跳ね返した。逆に低く突き上げるようにマッドサンダーのドリルがデスザウラーの腹部を狙う。
「接近戦は不利だ」・・・ドリルの威力を予想以上に感じたデスザウラーのパイロットがそう判断した時にはもう遅かった。
ドリルは装甲を破り、内部のメカを割き、生命体をえぐった。そして機能を完全に破壊したのだ。一瞬デスザウラーの動きは
止まった。真っ赤な口が大きく開かれ、戦場にもの悲しい叫び声が響き渡った。それがデスザウラーの最後だった。
デスザウラーの最後を見た帝国軍は、ゆっくりと撤退をはじめた。そう、帝国軍は遂に敗れたのだ。

キット解説：マグネーザー回転(２スピードアクション)
　　コックピット開閉。ハイパーローリングチャージャー回転。　　

パーツ数：９７　キャップ使用数：３５　パワーユニット：１(単２Ｘ２)
パイロット：４　ハードポイント：２４(設定上該当しないものは除く)
コスト：５９８０　１９８８年１０月発売

機体解説：共和国軍が決戦用に開発した超巨大ゾイド。その大きさのわりに
すっきりとまとまったシルエットをしており、２本のマグネーザーを装備する様は
威圧感とともに威厳に満ちている。防御力を優先させたためか、ドライバーズ
コクピットはキャノピー式ではなくスライド式で完全に装甲下に置かれる。本体
中央に配置された戦闘指令所では指揮管理及び火器管制、出力系の調整、
索敵及び情報分析等が行われ、マッドサンダーは要塞そのものとして機能し、
破格の戦力となる。マッドサンダーの登場で共和国兵士の士気は高まり、劣
勢だった戦局を挽回、一気に戦争終結まで導いた共和国の救世主でもある。

筆者解説：対デスザウラー用の決戦兵器という側面を持つマッドだが、マグ
ネーザーは格闘戦もさることながら城砦攻撃にも役立ち、高出力のキャノン
ビームは大型ゾイドすら一撃で破壊する威力を誇る。唯一の欠点は対空能力
が低いことで、この弱点により後に激突した暗黒軍飛行ゾイドに対して決定
的な戦力不足となってしまった。

製品解説：ゆっくりと前進しながらマグネーザーを回転させる姿は大迫力。
２スピードアクションによりドリルを高速回転させることもできる。中央に集中さ
れた戦闘指揮所を持つめずらしいゾイドでもある。