DBOZ-17 ギル・ベイダー<超巨大空陸戦闘型>
      GILVADER(ワイバーン型)
解説:暗黒軍の空陸両戦型の大型戦闘機械獣。全身に強力な武器を
多数装備している。ビームスマッシャーから発射される高出力の
ビームは、超硬質の装甲をも切り裂く、脅威の武器である。陸上戦では、
プラズマ粒子砲が大きな威力を発揮する。そして、暗黒軍の開発した
新型の飛行システムにより、最高速度マッハ4.0で飛び、大気圏外の
飛行も可能といわれている。戦闘総合力は通常155で、
指令戦闘艦として最強の軍団をひきいる。
カタログ解説:敵を切り裂く暗黒指令戦闘機械獣。
全長:43.2m 全高:16.6m 全幅:36.7m 重量:333t 最高速度:80km/h
最高飛行速度:マッハ4.0 攻撃力:87 防御力:68 総合力:155
武装:ビームスマッシャーX4 プラズマ粒子砲X4 ニードルガンX10
重力砲(G−カノン)X4 ツインメーザー 後部切断翼X2 チタンクローX4
レーダーシールド 磁気振動システム フェルタンク ウイングバリアーX2
■ゾイドバトルストーリー<その使命は完全破壊!>
ZAC2055年、サラマンダーF2の活躍で、空の戦いに勝利した共和国軍は、暗黒軍の防衛網を突破し、暗黒大陸内部へと進撃した。
だが暗黒軍は恐るべき超巨大ゾイドを用意していた。
その一瞬、サラマンダーF2部隊のパイロット達は空が真っ暗になったように感じた。「くたばれ共和国軍!」冷静なシュテルマーの口を
ついて出た言葉は、彼自身の気持ちを良く表していた。そう、今まで負け続けてきた暗黒大陸の戦いに初めて勝利を確信する事がで
きたからだ。シュテルマーが握っている操縦桿こそ、恐怖の破壊メカ、暗黒軍の超巨大空戦ゾイド、ギルベイダーだったのだ。その翼は
飛ぶためでなく限りなく破壊する事を、その胸は砲撃のために、頭部は敵をとらえるために、全身が攻撃パワーに満ちあふれている。
ビームスマッシャーがサラマンダーF2を切り裂く。プラズマ粒子砲が正確に敵を撃ち落とす。デビルズメイズの空は一瞬のうちにサラ
マンダーF2にとって悪魔の空となった。「まさか?!」決して予測できない事でなかった。しかしシュウにとって暗黒軍の飛行メカの出
現は意外であった。それも新生共和国軍の最も優秀なパイロットが率いるあのサラマンダーF2部隊が全滅したとは。バード少尉から
最後の通信が入った時、シュウは無線機の前からしばし動けなかった。ギルベイダーとは?シュウは直ちに作戦を変更した。
「マッドサンダー全軍による総攻撃を開始する。危険だが一機にデビルズメイズを制圧するのだ。」
新生共和国軍の最前線基地ゴッドクライにマッドサンダー師団がすべて集結した。あわただしく出撃の準備が進められる。決戦を前に
歴戦の勇士達も口数が少ない。シュウはマッドサンダー師団の先頭に立ちデビルズメイズに向かって前進を開始した。大きな灰色の
帯がゆっくりと動き始めた。デビルズメイズの谷は昼でも光が届かず薄暗い。シュウがその谷で最初に見たものは、変わり果てたサラ
マンダーF2の姿だった。その破壊され方からもギルベイダーの恐ろしいパワーを知る事ができる。沈黙の師団はまるで地獄の底に向
かっているかのようにゆっくりと谷の奥に進む。どの道を行けばいいのかシュウにはわからない。ただ動物的な勘だけを頼りに、そして
突然の攻撃に備えて慎重に進むだけだ。暗黒軍の陸上メカはマッドサンダーの敵ではない。このデビルズメイズにおいてもマッドサン
ダーに攻撃を仕掛けてくる敵メカはいない。なんの抵抗もないままマッドサンダー師団は確実に奥地に向かった。
このまま敵の攻撃はないのではないか、フッと師団全体の緊張感がとけた。その時シュウは谷の上からマッドサンダー師団を見つめる
巨大なメカに気づいた。「敵発見!各自戦闘態勢を取れ!」だがその命令は遅すぎた。飛行メカと思われていたギルベイダーはなんと
地上戦にも長けていたのだ。シュテルマーの作戦は狭い谷にマッドサンダーを誘い込み、動きの取れないようにして全滅させる事であっ
た。新生共和国軍は罠に落ちたのだ。谷は両軍の砲撃によって大混乱になった。ギルベイダーのコックピットでシュテルマーは冷たい氷
のような笑いを浮かべていた。絶大な破壊力を誇るギル・ベイダーの攻撃によって共和国軍は大きな打撃を受けた。
「このままでは、残存部隊までもやられてしまう。」そう判断した共和国軍は退却を開始した。
一方ガイロス皇帝は「共和国軍を壊滅せよ!!」と暗黒軍団に命じた。共和国軍の運命は・・・・・・!?
パーツ数:91 キャップ使用数:24+4(2種類使用) パイロット:1 ハードポイント:4 パワーコネクタ:3
パワーユニット:1(単3X2) ライトユニット:1(単3X2) 1989年10月発売 5,800円
キット解説:コックピット開閉。ビームスマッシャー回転。
機体解説:暗黒軍に出現した史上最強の超巨大空戦ゾイド。
強力な武装の数々と、新型飛行システムによる驚異的な
空戦能力により、空ではほぼ無敵を誇る。暗黒軍の
司令戦闘艦して新生共和国軍に壊滅的な打撃を与えた。
筆者解説:戦場を選ばず、あらゆる場面で最高の攻撃力を
発揮する超強力なゾイド。おおよそ弱点がみつからず、
量産がきかなかった事が新生共和国軍にとって唯一の
救いとなった。空においては最後までこのゾイドを超える
空戦ゾイドは現れなかった。
製品解説:全ゾイド中最も全幅が広く、全長もマッド並と、
恐らく最もスペースをとる機体。目と口内部、さらに左右の
ビームスマッシャーが発光点滅し、更に背部の2基と合わせ
合計4基のビームスマッシャーが回転、翼、口、尻尾が可動し
4足歩行する。パワーコネクターは3つもあり、暗黒ゾイドの
至宝と言っても良いだろう。
頭部にツインメイザーを装備し、コックピットはビームを弾く特殊偏向ガラスに守られている 比較その2、コングとほぼ同じ全高!
底面にバッテリーユニット。ライト用のバッテリーは背中にある ニードルガンとプラズマ粒子砲
機体上部のビームスマッシャーに、合計3つのパワーコネクター、フェルタンク 機体後部の磁気振動システム
両翼のビームスマッシャーと重力砲 格闘戦で威力を発揮するチタンクロー 尾部に装備された後部切断翼
関連リンク
ギル・ベイダー全体パース
GZ-018 ギルドラゴン
GRZ-002 ギルベイダー
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