デス・キャット

ＤＰＺ－２５　デス・キャット　＜戦闘機械獣＞
　　　　ＤＥＳＣＡＴ　（パンサー型）

解説：暗黒軍が最終決戦用にと開発した肉食獣型ゾイド。陸上
戦闘での機動力に重点がおかれ森林戦や市街戦などのいりくん
だ場所での戦闘においてもすばやく動き回ることができる。高
速性能も優れており、時速４００キロのスピードを長時間維持
しながら走り続けることができる。背中に装備された超重力弾
砲はこのクラスとしては最大の破壊力を持った超兵器である。
通常は背中に収納されているが、戦闘時には背上部に設置され
る。体内で製造した小天体ほどもある大質量を持った超高密度
の弾体を強力な磁場で包み発射する。命中した敵ゾイドの体内
にてブラックホール化現象を起こし、内側から吸い込み消滅さ
せてしまう。

カタログ解説：スーパーウエポンが
　　　　　　　　ポップアップしてリアルバトル。

全長：１８.４ｍ　全高：７.２ｍ
　　　　　　　　（砲ポップアウト時：１０.６ｍ）
全幅：５.２ｍ　重量：８５ｔ　最高速度：４２０ｋｍ／ｈ
攻撃力：４８　防御力：３５　総合力：８３
武装：超重力弾砲　超電磁場発生アンテナＸ２
　　　二連装衝撃砲　エナジープロテクターＸ２
　　　電磁牙　電磁クローｘ４　超高速駆動機構
　　　後方警戒３Ｄレーダー　パワーコネクター

■ゾイドバトルストーリー＜終焉＞
ＺＡＣ２０５６年、共和国軍と暗黒軍との戦いはその戦場を暗黒大陸に移し、かつてない激しい最終決戦の時を迎えようとしていた。
共和国軍は新鋭ゾイドによる大部隊を編成し、総力をあげての大反撃を開始した。次々と襲い来る暗黒軍ゾイドの奇襲攻撃により
多くの損害を出しながらも進撃は休むことなく続けられ、オルディオス、バトルクーガーら新鋭飛行ゾイドの支援を受け暗黒軍の首
都にたどり着いた。この共和国軍の大反撃作戦に対し暗黒軍はガンギャラドを戦線に出撃させオルディオスとの激しい空中戦を
展開した。一進一退の攻防を繰り返す中ヘリック大統領は一歩も引かぬ覚悟でこの総力戦にあたっていた。

しかしギルベイダーの参戦により戦況は徐々に暗黒軍にとって有利な方向へと傾いていった、その時である。
山を砕き、大地を揺るがし超巨大ゾイドが出現。一瞬にして数十体の暗黒ゾイドを撃破した。これこそヘリックが待ち望んでいた最
終決戦用の切り札、キングゴジュラスである。その空前絶後の超破壊力の前に暗黒軍は次第に劣勢へと追い込まれていった。

だが、両国の存亡をかけた大決戦に決着がつこうとしていたその頃、ゾイド星の運命を左右する大異変が起きようとしていた。
遙か宇宙の彼方からゾイド星を含むゾイド太陽系に向け一つの巨大な彗星が大接近してきたのである。彗星はゾイド星の三つの
月の一つを直撃した。凄まじい衝撃と共に月は崩壊し、砕け散った破片はゾイド星を襲った。破片は隕石と化し猛烈な速度でゾイ
ド星の中央大陸の反対側に落下。月の一つを失ったゾイド星は引力バランスを崩し地軸がずれ、強力な磁気嵐はすべての戦闘
用ゾイドを活動不能にさせた。それだけではない、落下した隕石は大爆発を起こし数十キロもの大クレーターを作った。その際の
衝撃は地殻変動や大津波を引き起こし中央大陸は三つの大陸に引き裂かれ、暗黒大陸の一部は海の中に沈んでいった。
共和国軍と暗黒軍との戦いの結末と共に・・・・・・。

キット解説：メインスイッチＯＮで口を開閉しながら歩行。
ポップアウトボタンを押すと、背部の超重力弾砲がリアルな動きでセットされます。
コックピットが開閉し、パイロットが１体搭乗可能。

パーツ数：４３　キャップ使用数：８
パワーパック：１（単３Ｘ１）ゼンマイ：１
パイロット：１　ハードポイント：４
コスト：１９８０　１９９０年１１月発売

機体解説：暗黒軍が旧大戦において最後に開発したゾイド。
このクラスとしては最速の機体であり、武装も恐ろしいほど
強力。ガイロス皇帝親衛隊にも配備されており、最終防衛ラ
インを死守するためキングゴジュラスと死闘を展開した。

筆者解説：暗黒軍首都防衛の切り札として実戦投入された旧
大戦最後のゾイド。最終兵器とも言える武装を搭載しており
戦果が期待されたが、戦いの決着が付く前に惑星全体を大異
変が襲い、両軍はそのまま休戦状態に陥るのだった。

製品解説：旧世代最後のゾイド。組み立て済みの動力部とは
別にアクション用としてゼンマイを１基持ち、スイッチ一つ
で武装が展開する。グレードアップパーツは装着可能だが、
パワーコネクターはない。したがって連動アクションは楽し
めず、オルディオス同様アイフラッシャー用ジョイントがあ
るにもかかわらず、ライトユニットは装着不能など意味不明
な点が多い。

※なお、箱裏の解説はあらすじの展開上キンゴジュのものと
入れ替わってます。

コックピットパーツは分離可能だが、ライトユニットの企画には対応せず

後部スイッチ。動力スイッチはグレードアップ
ユニット装着ポイントそのものをスライドさせる

後部のスイッチを入れるとスプリングで背部装甲が展開し、ゼンマイ動力により超重力弾砲がポップアップ

背部装甲の裏側にスプリングがセットされてあり反動で展開する

グレードアップユニットは装着可だが連動可動しない