EZ-021 デスザウラー
DEATH SAURER(恐竜型)
全長:32.4m 全高:21.0m
重量:400t 最高速度:90km/h
武装:
大口径荷電粒子ビーム砲 荷電粒子強制吸入ファン
高精度赤外線レーザーサーチャー 加重力衝撃テイル
ハイパーキラーバイトファング ハイパーキラークローX2
小口径対地レーザー機銃X2 AEZ20mmビームガンX2
小口径レーザー機銃 TEZ20mmリニアレーザーガンX2
16連装ミサイルランチャー 地対地ミサイルポッド
赤外線レーザーサーチャー 複合センサーユニット
解説:中央大陸戦争時代に、ヘリック共和国と覇権を争ったゼネバス帝国が、国力の全てを傾けて作り出した最強無敵の恐竜型巨大ゾイド。
それがデスザウラーだ。超重装甲で固めた機体は、いかなる砲弾、ミサイル、ビーム砲による攻撃をはじき返し、全身に満載された強力兵器で
あらゆる敵ゾイドを粉砕する。旧大戦において、ロールアウト直後のデスザウラーが、ただ1機でゴジュラスの大部隊に戦いを挑み、敵基地ごと消滅させた
エピソードはあまりにも有名で、現在ではなかば伝説と化している。この時、デスザウラーが使った兵器が、口腔内に装備された大口径荷電粒子砲だと
言われている。背中の吸入ファンから空気中の静電気を取り込み、体内でエネルギーに変換してさらに増幅させ、粒子ビームとして放射。対象を
原子レベルまで分解してしまう、文字通り史上最強の兵器だ。また、格闘戦においても、電磁爪ハイパーキラークローと加重力衝撃テイルを装備し、
その圧倒的なパワーで、当時のいかなる共和国ゾイドも紙切れのように引き裂くことができた。デスザウラーの弱点を強いてあげるとすれば、
あまりにも膨大なエネルギーを消費する荷電粒子砲は連射ができないこと。そして、体内のメカニズムに直結する荷電粒子吸入ファンの装甲が、
他の部分より薄いことだろう。だが、荷電粒子砲の最初の一撃に耐えうるゾイドはほぼ存在せず、また吸入ファンの周囲は16連装ミサイルランチャーや
各種の砲塔によって守られているため、戦闘中に狙い撃つことはきわめて難しいと言える。隕石落下により惑星Ziの大異変以後、
デスザウラーに対抗できるゾイドが現存しない。つまり、ガイロス帝国の復活計画の成否が、この戦いの行方を決めると言っても過言ではないのだ。
 ■ゾイドバトルストーリー10
ZAC2099年・・・西方大陸エウロペに対峙したヘリック共和国とガイロス帝国の両ゾイド軍団が、ついに激突した。両軍は、戦略上の最重要拠点
「オリンポス山」をめぐって激しい攻防戦を繰り広げるが、万全の準備を整えてこの戦争に挑んだ帝国軍の前に、共和国前線部隊は壊滅寸前まで
追い込まれてしまう。この苦しい戦いの中、かろうじて共和国軍の戦線を支えていた高速奇襲部隊シールドライガーとコマンドウルフであったが、
開戦後1ヶ月、ダブルソーダ偵察部隊の報告によって、ついにオリンポス山頂が帝国軍の手に落ちたことを知る。すでに、この地域の戦いは、
決着がついたのだ。一刻も早く撤退しなければ、共和国軍は今度こそ壊滅してしまう。東に向かって次々に後退していく共和国ゾイド軍団。だが、
混乱する味方を背に、機首を西に向ける数機のゾイド達がいた。シールドライガー部隊である。彼らには、特殊任務が与えられていたのだ。
ダブルソーダがもたらした、もうひとつの情報 − オリンポス山を制した帝国軍が、山頂の遺跡へと、ゾイドらしき巨大メカを運び込んだ −と言う
情報の真偽を確かめる任務だ。西方大陸には、旧時代の文明の遺跡が数多く残っていた。ほとんどが、すでに分析不能なほど風化していたが、
そこには明らかに現代のテクノロジーを超えていたと思われる痕跡があった。もし、帝国軍に失われた超文明を復活させ、軍事利用する方法が
あったとしたら・・・? 夜陰にまぎれて敵前戦を突破したシールドライガー部隊は、ひたすら山頂をめざして駆け続ける。途中、帝国軍の警備部隊に
発見され、いく度かの戦闘によって、すでに部隊の機数は半数以下に減ってしまっている。そして、山頂まで生き残ることができたパイロット達は、
ついにそれを見た。超文明の見慣れぬ装置の中で培養されつつある、あまりにも巨大なゾイドの影を。コマンドウルフのコンピュータが、そのゾイドの
正体をはじき出した。デスザウラー。「中央大陸戦争」時代に、無敵の名をほしいままにした恐竜型ゾイドであり、現存するゾイドの中で最強と
呼ばれるゴジュラスを1個部隊まとめて消し去る力をもつ怪物であると。もし、このゾイドが現代に蘇ったとしたら・・・・。西方大陸の戦いだけでなく、
共和国の本土である中央大陸すら、なすすべもなく帝国の手に落ちるだろう。シールドライガー部隊の司令官は、
生き残った全ゾイドで遺跡へと突入し、いかなる犠牲を払ってでもデスザウラーの復活を阻止することを決意した。
だが、この勇敢な司令官は気づいていなかった。EZ−021のコードナンバーを与えられたデスザウラーは、不完全ではあるものの、
すでに戦闘可能な状態にあることに・・・。今、伝説の最終兵器「荷電粒子砲」がうなりをあげようとしていた。
キット解説:リアルに歩行。コックピットが開閉。口が開閉(連動) 背中のファンが回転(連動)目が光る(連動)
パーツ数:92 キャップ使用数:32 パイロット:2 パワーユニット:1(単2X2) ハードポイント:20 組み立てキットレベル:5
1999年11月27日発売 4000円 2008年3月27日再販時4300円
機体解説:第2次中央大陸戦争序盤にて無敵を誇ったゼネバス帝国の最強ゾイド。両軍のパワーバランスを極端に崩すほどの強さで、
西方大陸戦争でも復活すれば阻む事のできるゾイドが皆無な非常に危険なゾイドである。後にオーガノイドシステムを組み込まれて
完全再生し、旧時代の天敵であるマッドサンダーが弱体化した事により、戦力差はほぼ互角まで縮まる結果となった。
あまりにも強力すぎるため、正式な派生機は少ないが、代わりに復活時の実験データから、まったく新しいゾイドが誕生する事となった。
コクピットのある頭部は装甲ごと開閉し、パイロットが乗り込む。頭部先端には
高精度赤外線レーザーサーチャーとAEZ20mmビームガンを装備する
口は連動で開閉する
口腔内に荷電粒子砲を装備
腹部銃座にもう一人のパイロットが搭乗。小口径対地レーザー機銃を装備
装甲下には8連装ミサイルランチャーを内蔵している
尾部付根の装甲が開き、16連装ミサイルランチャーが出現する
そのすぐ下に電源スイッチがある
格闘戦用のハイパーキラークロー
外爪と中爪が可動し、物を掴める
右腕には地対地ミサイルポッドを装備 左腕には複合センサーユニットを装備する
加重力衝撃テイル、先端には赤外線レーザーサーチャーを装備 単2電池X2を使用、連動して腕と尾を振りゆっくり歩行する
歩行に連動し、目が赤く発光点滅する 背部荷電粒子強制吸入ファンが回転、上部にはそれを守るビーム砲群を装備
初代との比較。全体的に色合いが暗くなり、キャップはグレーに、
キャノピーはスモークブラウンから薄いブルーに変更された。
補足:EZ版のデスザウラーはOSにより極限まで強化され、
ストーリー上は勿論、アニメやゲームでもラスボス扱いとなり、
帝国の最強ゾイドとして長らく君臨した。
その割にはキットでの展開は少なく、正式バリエは1種類、
キャンペーン版で1種類の新旧合計4種類しかカラバリは存在しない。
関連リンク
EPZ-006 デスザウラー
ゾイドカウンター:通算:120 電動:50 発光:15 復活後:21 復活版:21 ガイロス:19 EZ:10 デスザウラーV2
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