RZ-029 ストームソーダー 
STORM SWORDER(テラノドン型)
解説:国家再建中で開発費削減の中、共和国技術陣が帝国側の
技術を取り入れて完成させたのがストームソーダーである。
中型ゾイドではそのシステムが収まりきらず、一部システムを
外部に取り付ける形となったが、それにより様々なバリエーションを
生み出すことが可能になった。ストームソーダーがエンジンポッドを
背部に持つのはそのためである。新式のマグネッサーウイングと
メインエンジン、そしてエンジンポッドのターボブーストを使うことに
よりマッハ3,2をたたきだす。そして、すれちがいざまにウイング
ソードとトップソードにより敵を切り裂く。
全長:10.1m 全高:12.9m 重量:47.0t 最高速度:マッハ3.2
武装:ウイングソードX2 トップソード エンジンポッド
2連装パルスレーザーガンX2(アイアンクローX2と選択式)
ストームソーダー スペック表
 ■ゾイドバトルストーリー
ZAC2100年・・・この年の初頭、北エウロペ大陸は帝国軍の補給不足により、一時的な平穏を取り戻していた。帝国司令部は
補給部隊の再編成を急ぎ、来るべき総攻撃に備えるとともに、オーガノイドシステムの一部を組み込んだ新型ゾイド、ジェノザウ
ラーとレブラプターを大陸西南部に派遣した。新たな古代遺跡を発見、制圧し、完全なオーガノイドシステムを手にするためだ。
もちろん、共和国軍も手をこまねいていたわけではない。苦しい手駒の中からゾイド1個大隊を引き抜き、ジェノザウラー撃破に
向かわせた。だが、新型ゾイドの恐るべき性能の前に、大隊は一瞬にして壊滅。共和国軍は打つ手を失ってしまうのだった。絶
望感漂う共和国司令部。その時、開発部が持ち帰ったオーガノイドシステムのデータ。それを搭載した新型ゾイドが完成したの
だ。ブレードライガー。ストームソーダー。この2機の参戦が今、両軍の勢力図を大きく塗り替えようとしていた。
キット解説:リアルに歩行。コックピットが開閉。飛行形態に変形可能。武器の付け替え可能。
パーツ数:46(+2) キャップ使用数:18 パイロット:1 パワーパック:1(単4X2) ハードポイント:0 組み立てレベル:4
2000年3月30日発売 2000円
機体解説:帝国がジェノザウラー量産を優先したために開発が見送られていた機体。
その設計ファイルを共和国が奪取し、完成させた。両軍の最新技術が取り入れられ、
限定的にオーガノイドシステムを組み込む事により、より完成度の高い機体となった。
大型飛行ゾイドの量産まで手が回らず、主力をプテラスに頼っていた共和国には
うってつけの機体であり、それまでレドラーに苦戦していたプテラスとの空の戦力差は
ストームソーダー導入によって完全に逆転する結果となった。帝国の設計思想を活かし、
コクピットが装甲下に置かれる等、全体的なシルエットは限りなく帝国ゾイドである。
頭部トップソード展開ギミック
コクピットブロックが下がるギミックを搭載したため、口が大きく開く。搭乗方式はゴルヘックスに近い
左右の翼下に装備されたウイングソードが展開する 翼に付く武器はレーザーガンとクローの選択式
外付け式の電池ボックスはコネクタを介して本体に電源供給される。電源スイッチはボックス側。電池カバーは後部ノズルを引き出し、ネジ止めを外す構造
翼を大きく羽ばたかせて歩行する。飛行形態に変形後もアクションは同様、残念ながらスタンドは付属しない
電池ボックスを外付け式にした事によりスタイリッシュなフォルムとなったが、エンジンポッドが剥き出し等共和国らしい無骨さも兼ね備える
パルスレーザーガンを備えるが、ほぼ格闘戦用の制空戦闘機であり、その設計思想はレドラーの発展系とも言える
補足:中央大陸戦争時、制空権はサラマンダーの活躍で常に共和国側にあったように、
西方大陸戦争では、このストームソーダーにより共和国側に制空権が齎された。
非常に完成度が高く、レドラーとの戦力差は10対1とも言われたが、高性能故に
量産が効かず、結果的にはサラマンダーと似たような境遇になってしまう。
キットでは当初アーバインが乗り込むとアナウンスされ、背部ユニットの換装により
様々なバリエ展開が予定されていたが、残念ながらどちらも実現する事はなかった。
(アニメでは1度だけアーバインが乗り込み活躍したエピソードがある)
関連リンク
ストームソーダージェット