ハイエンドマスターモデル
EZ-026 ジェノザウラー
07年12月22日 7800円
コトブキヤキット第4弾となる待望の純正帝国軍ゾイド
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計37枚のランナーからなる莫大なパーツ量。組み立て前にランナーが足りているかチェックしよう。「L5]「L9」の2つのみ組み立てには使わないパーツ
元は中型電動ゾイドだが、動力部がオミットされた事によりかなりスリム化され、全体的に大幅なアレンジが効いている。スタイリングは好みの問題だ
足の爪もそれぞれ独立可動
ただし横には広がらない
腕部は肩、肩付根、ヒジ、手首で
可動箇所があり、爪も独立可動する
頭部の武装は量産型仕様であるAZ30mmレーザーガンと
プロトタイプ仕様であるトリプルガンユニットのどちらか選択式
脚部自体はかなり可動する
接地性もそこそこある
スラスター展開ギミック
噴出口が上下に可動する
尾部は節ごとに上下左右に仰角が取れるため、かなりの自由度
関節部分も保持力が強く、好きなポーズで問題なく固定できる
ゾイドコアと一体化したコクピットブロック
上面の装甲を外して兵士を搭乗させる
コクピットブロックはユニットごと外れる。ハッチも開閉可能だがパイロットの足しか見えない
かかとのフットロックを含めたアウトリガー展開ギミック
シリンダーも連動可動し、左右のバーも可動する
元のキットでは発売時に残念ながらオミットされてしまった尾部の冷却フィン展開ギミック
ジェノザウラーの最大の特徴である荷電粒子砲発射体制への移行でキモになる部分だ
首部のフィンが可動、口を開閉、口腔内にある荷電粒子砲の砲身が露出する
残念ながらバレル延長ギミックはない。根本も可動箇所が1つなので角度もおかしい
銃口内部にはライフリングモールド有り
口の開閉範囲は十分取れている
ノーマル状態から荷電粒子砲発射形態へ、あと少しなのだが、残念ながら頭部から尻尾まで水平にはならない
ランナーが多いので、探す時間をはぶくため、
組み立て前にタグを作っておくと探しやすい
パテーションで1枚ずつ仕切り、立てて置くと尚良い
首を左右に振れるほか、元キットではできなかった
様々なポーズが取れる。デスザウラーのような姿勢も
トミー版の元キットとの比較・・・
ノーマルが見つからなかったのでホロテックで(死)
背部のジョイントは5ミリ凹なので、ジョイントを用意すれば元キットの武装も装備可能
つまり、ジェノブレの背部ユニットもなんとか背負える。脚部の武器も装着可能
HMMジェノザウラー総括
全体的に破損しやすいパーツが多い。ゲートの場所が気になるパーツが多数。
個体差かもしれないが、「K5」等のパーツに成型不良がある(削れば問題ない)
組み立て後も保持力が足りずに動かすと脱落するパーツが多数(特に胸部ユニット)
今回はかなりアレンジが効いていて、アニメなどの影響が強いファンは抵抗がある。
最大の問題はジェノザウラーの特徴である荷電粒子砲発射ポーズが取れない事。
(首が上を向かない。尻尾が胴体と水平にならない。バレルの伸縮ギミックがない。)
説明書の設定でも触れているがキットは再現不可。なんのための可動モデルなのか?
ブレードライガーと発売時期が近いため、もしかすると別チームなのかもしれないが、
前回までのキットに比べ、今回のHMMジェノザウラーはかなり組み立て難かった。
パーツの分割も不必要に多い気がする。正直この値段でこのクオリティはあまり賞賛できない。
はめ難い、破損しやすい、脱落しやすいと、組み立てには細心の注意を払う必要がある。
ガシガシ可動させて楽しみたい人は、強度を得るために部分的に接着した方が良いだろう
恐らくはこのキットを元にジェノブレイカー発売も視野に入っていると思われる。
バリエ展開するならそれに耐えられるクオリティを期待したい。
HMMシリーズの更なる発展とグレードアップを願ってあえて苦言を並べたが、
気に入らなければ手を入れていくのも模型の楽しみ方のひとつ。
値段が高いので躊躇するが、まずは手を動かして魅力ある素体の完成度を高めてみよう
ジェノザウラー小改造
首のパーツ「I18」の
前部分を切り飛ばし
「O1」を首パーツに干渉しないように
凹型に切込みを入れ、角を面取り
頬のパーツ「A5&10」の干渉する部分を
画像左の上のパーツぐらい削ります
「I5」の後の2つの
突起を切り落とし
尾部付根「K3&4」の蛇腹部分の上下を、腰ユニットとE4の棒状のパーツが
平行になるぐらいまで合いを見ながら削っていきます。ココはかなり削ります
「A11&18」の上前部分をカット 各部は調整しながら削ってください
荷電粒子砲発射体勢再現には
基本的に各部の干渉するパーツを
削るだけですので、犠牲にしたくない
パーツの代わりに他のパーツを
削ったりするのも手です。
この作例を参考に、自分なりの
方法を突き詰めてください。
改造は自己責任で・・・
ヒジ部分は関節可動のためにスッポリ抜ける事を活かして、市販のワイヤーでアニメにあったアーム射出シーンを再現。上腕側は適当なキャップで接続
点滅球を仕込めば、目の発光点滅が楽しめる
発光ダイオードと点滅回路を仕込んだ方が、
省電力で済むのでお好みで
頭部「I5」の、目のパーツ
「U1&2」をはめ込む型を貫通、
「O2」取り付けダボを片側カット
後部に穴を空けてコードを通し、
位置調整して瞬着で固定します
首部分「I4&13」の、「A11&18」の
取り付けダボがある下の板状の部分を削って
コードを通し、ゾイドコアと兵士の代わりに
スイッチと電源を仕込みます
スイッチが露出してないので美観を損ねる事はない