聖衣神話第1弾
新生青銅聖衣第1弾
2003年11月発売
3,780円
テレビアニメ終了と原作終了で1度は終焉を迎えた聖闘士星矢。
だが、世界規模にまで広がった熱い小宇宙は衰えを知らず、
遂には幻のハーデス編アニメ化と共に、爆発的ヒットとなった
伝説のアイテム「聖闘士聖衣大系」はここに完全新生された。
それが2003年11月に発売された「新生ペガサス聖衣」である。
聖闘士の本拠地、ギリシャ聖域で聖闘士となったペガサス座の青銅聖闘士
瞬間的に無数の拳を繰り出す「ペガサス流星拳」敵を羽交い絞めにし、
天空からきりもみ状態で大地に激突させる荒技「ペガサスローリングクラッシュ」
無数の流星を一点に集中させた最大の拳「ペガサス彗星拳」が必殺技
新生ペガサスは、死に絶えた聖衣を獅子座レオのアイオリアの血を得て
牡羊座アリエスのムウにより修復された。原作ではポセイドン編から、
アニメではアスガルド編から登場し、デザインはほぼ同じだが色合いは異なる。
本製品はアニメ基準となっていて、基本的に他のシリーズも同仕様だ。
ボディと一体となったショルダーパーツと銀色が
新生ペガサス最大の特徴。聖衣の完成度は高い
大系にもあった翼を装着できるギミック
オブジェ形態とは接続部が異なる
オブジェ形態、大系同様台座に各パーツを装着していく形となる
このギミックこそ聖衣シリーズ最大の魅力と言っても過言ではない
ブリスター構成。聖衣箱を模した中割れ式の箱は基本的に
左側には素体、右側にはオブジェフレームが収まっている
ヘッドギアとショルダーパーツ以外は金属製
平手、握り拳、武器持ち手首パーツが付属
オブジェ台座
可動はしない
ヘッドギアは装着用のものとは別に見た目優先の
小型のものも付属するコンパチ仕様となっている
素体はABSとPVCで構成され、全身可動で様々なポーズが取れる。足首は金属製。ヒザ部分と腰の後に大系と同様の接続ピン受けが存在する
手首と足首は聖衣パーツ
装着時に取り外す設計
マスク装着用に髪の毛の一部が着脱する オブジェ形態と素体との比較
豊富な手首パーツと合わせて色々なポーズで飾れるのが可動フィギュアの醍醐味だ。別表情フェイスがないので視線が固定されているのと、
手首交換がややし難く、大系同様ヒザパーツが外れ易いのと、胸アーマーのヒンジが邪魔で腕を真っ直ぐ下ろせないの等問題点もあるが、
ショルダーパーツや腰サイドのパーツも可動し、腕を突き出すポーズや片膝を付くポーズも取れ、アクションフィギュアとしての完成度は高い
聖闘士聖衣神話天馬座小改造
神話発売当初に購入即改造に踏み切った新生ペガサス。
プライズのアクションフィギュアから顔とインナーを移植したが、
なんとなく仕上げで放置していたら最終ペガサスが発売(笑)
改造の詳しい経緯は新生キグナス氷河を参照して欲しい
最終ペガサスが発売した際にボーナスパーツで新生ペガサスのマスクが付属していた。そこで、新生ペガサスヘッドを移植、
だぶついていたインナーを調整した。やはりこの造形師の顔は段違いにかっこいい。しかし首がやや太めの印象・・・だがその後、
この問題を解決するとんでもないアイテムが2007年12月にリリースされる事になる。この続きは「青銅聖闘士五戦士集結」へ
当初は「究極聖衣」の名で試作され、後に「聖衣神話」として
シリーズ第1弾にいきなり新生青銅から発売されたのは、
この青銅聖衣がアニメ、原作共通のデザインというところが
大きかったのかもしれない。大系に比べ、頭身とスタイルが
よりアニメに近くなり、格段に可動範囲が増加した素体と、
大系の魅力でもあった金属パーツを多用した重量感溢れる
聖衣パーツで構成され、大系同様星座を模したオブジェへ
組み替え可能となっている。大系ではオミットされていた
手首や頭髪も差し替えで作中イメージと両立させてあり、
まさしく聖闘士星矢系の究極のアイテムにふさわしい。
唯一、頭部造形だけは問題があったが、後期アイテムで
補う事ができるようになり、事実上役割は終えたと言える。