聖衣神話第3弾
新生青銅聖衣第3弾
2004年1月発売
3,780円
聖闘士聖衣神話白鳥座小改造
聖域(バンダイ)からの刺客
■星矢ストライク世代でなおかつ聖衣大系コレクターでもある管理人はねがるではあるが、
03年に発売された新シリーズ、聖闘士聖衣神話(セイントクロスマイス)はイマイチ購入に踏み切れなかった。
今の技術で大系を新造する!というコンセプトは発表時に多くの星矢ファンを狂喜乱舞させたはずである。
しかし発売された第1弾であるペガサス星矢は確かにすごかったのだが、なにか納得のいかない部分が多々あった。
その最大のポイントは頭部の造型にある。現在では多くのファンを持つ映像コンテンツの立体化の場合は、
設定原画をそのまま立体化する旧時代の方法ではなく、画面に流れる映像のイメージの最大公約数をうまくまとめ、
それっぽさを優先させるか、あくまで立体物として割り切り、徹底的にリアルさを追及するかのどちらかである。
おなじバンダイから出ているガンダムでいえば前者は可動戦士、後者はMGなどのプラモとなるわけだが・・・
星矢の頭部はそのどちらでもなく、なんとも言い難い・・・ひどく言えば・・・
「うわっ!なんだこりゃ?!」・・・な、デキだったのである。
頭部の造型のなんだこりゃ度はつづくドラゴン紫龍でパワーアップ!(汗)とにかく顔がデカすぎるのである。
そして第3弾のキグナス氷河・・・残念ながらなんだこりゃ度は少しも改善されることなく完全燃焼!(涙)
1番好きな氷河のデキに愕然として、個人的にはスルーするつもりだったのだが、
なんと瞬、一輝と発売した後にいよいよ黄金聖衣発売が決定されてしまったのだ?!?!
こうなると話は別である。黄金の12人が出るのならコレクターズアイテムと言う側面が強化される。
大系の最大の魅力は、金属質感もさることながら、そのラインナップの豊富さであると思っていたりする。
実際に出てみなければ蟹や牛などがホントに発売されるのか疑わしいのだが、(第1弾はレオのアイオリア)
少なくとも青銅5人を発売するに当たってヘビーユーザーから厳しい指摘が行っているだろうと思う。
そんなわけで希望を込めて、野望実現のため売り上げに貢献しようとシリーズ購入に踏み切ったのだ。
星矢、紫龍、お前達はなぜ?!
■実際に食べてみないと料理も判断できないように、いじってみないと玩具の魅力もわからない。
色々話を聞いていたが、素体は良くできている。足首が細いために若干安定しないのが気になるところ・・・
特に黄金ともなるとほぼフルアーマーでその重量を支える足首の強度がこの程度だと正直不安だ。
豊富な手首が付属するのはいいが、腕部の聖衣を装着するのが多少不便だ。見た目優先なら妥当だろうか。
だが、へたれてくると腕部パーツが重さに負けて下に回ってしまうのが問題といえば問題なのだ、
これはベルト部分の裏に滑り止め処置をしてやれば解消されるので美観的にも損なわれることはなくなった。
バックルの処理は耐久的に問題がある。これはバックルがベルトストッパーになる方式のほうが良かった。
胸部パーツ、ヒザパーツも同様に不安定。対象年齢15歳以上ならもう少しなんとかなったような気もする。
ただ、全体的なシルエットはかなり良好で、素体が細い分クロスを装着すると見栄えが素晴らしい。
だがしかし!!「人形は顔が命!」と某CMも言うように、顔でだいぶ損をしているような気がする。
せっかく聖衣自体は素晴らしいデキなのだから、なんとかならないものだろうか・・・
結果がすべてを証明するはずだ!
■そこで目にとまったのが同時期に発売されたアクションフィギュアのアクションセイントシリーズ。
このフィギュアの顔は実にアニメライクで質感はともかく髪などの表現もよくできていると思う。
ただしアニメ版の初期聖衣。・・・ところがだ!アニメでもキグナスだけはなぜか原作版のマスクなのだ!
つまり形状的にほとんど差がない新生聖衣に流用が可能ではないか!俄然小宇宙が燃焼してきた!(笑)
さっそく購入して車田名物首ちょんぱ(笑)幸いソフビ製なので加工もし易くデザインナイフでさくさく切れる。
うまい具合に聖衣部分を切り取り、マイスのマスクを合わせてみる・・・見た目良好だ!
ボディとのバランスもうそみたいにしっくりくる!これだ!!これが本物のキグナスの凍気だ!!(笑)
だがそのままだとうまくはまらないので、額部分、サイド部分、ベルト部分に分割。
ベルトは太すぎるのでオブジェ用の小型マスクからベルトを拝借。長さを調節して瞬着で固定。
マスクなし頭部はマイスのがあるので着脱はあきらめてマスクを頭部に接着するために合いを調整。
いよいよ本体との接合。首の部分の接合に難があるため、この部分だけは新造しなければならない。
とりあえずマスキングテープをぐるぐる巻いて仮止め。
で、ホムペ用に撮影したものの股関節の露出が気になる。
そこでプライズの装着リアルクロスのアンダースーツを拝借・・・多少だぶつくがそこそこ似合う。
まだまだ改良の余地があるが、とにもかくにもだいぶ理想に近づいた。
舞え!白鳥よ!!
そして完成!キグナスのクロス、なかなか似合ってるではないか(笑)
今回は切り刻んで接着しただけで、塗装などはほとんど行っていない
バランスも実に良好
改造でアニメ初期の
凛々しいイメージとなった
氷結リング用の手首も付属
「カリツォー!」
可動フィギュアで初めて実現。オーロラエクスキューション! アクションフィギュアとしてはまずまずでしょう