聖衣神話第11弾
冥衣第1弾
2005年1月発売
4,725円
冥闘士の中でも最強を誇る冥界3巨頭の一人。天猛星ワイバーンのラダマンティス。
ハーデス編序盤から登場し、地上や冥界で何度も星矢達と相対した。必殺技は
絶大な威力を誇る「グレイテストコーション」。連載時はハーデスの力を得ないと
黄金聖闘士にも勝てない強さだったが、コミックスでは連戦による痛手で力が
発揮できなくなったとされた。カノンを好敵手と認め、決着をつける事に拘っていたが
最期はそのカノンに相打ちに持ち込まれ、必殺技を食らって互いに冥界で消滅した。
アニメ版の冥衣は全体的に赤銅色っぽかったが、神話版はイメージを優先させたのか、
原作どおり冥界の宝石のような漆黒でリリースされた。これは好判断だと思われる。
1st素体使用でアンダーは紺
足首は冥衣そのままの造形
オブジェ形態は俗にいう飛龍と呼ばれるワイバーンの姿に組み替わる。中世ヨーロッパに伝承した紋章学を発祥とし、これといった神話は
存在しない。その昔、鎧兜に身を包んだ戦士が己の存在を誇示するべく、個人識別のためのパーソナルマークとして紋章(エンブレム)、
もしくはクレスト(兜飾り)に巨大な翼をはためかした力の象徴である竜の姿を用いた。しかし竜の紋章は王家の正統な者にしか使えず、
その代わりとして2足で巨大な翼を持ち、尻尾が尖った、ドラゴンの亜種とも言えるワイバーンが誕生した。紋章学としてのワイバーンは、
時には4足のものや、下半身が魚のもの、尾が巨大で毒の槍になったもの等、様々な姿に描かれたが、正確な定義は曖昧になっている
ヘルメットタイプのマスクを装着する際、頭髪パーツをすっぽり外す仕組み
どうせ見えないのだからマスクの下の頭髪再現は必要ない気もする
冥衣の形状の都合で首が長めに造形されていて、素体はおかしな事に・・・
オブジェと素体の比較
パーツ構成。握り拳の他に平手が付属する ブリスター構成。右の翼のトレーは素体のトレーの下に重なって収納されている
巨大な翼は4枚とも可動し、基部で角度が変更可能、緩やかな曲線が美しい仕上がり
足首が巨大なため自立も問題ない。翼を広げると物凄いボリュームで迫力満点
肩アーマーも4つとも可動し、背部の翼パーツに
基部が接続されるので、腕を上げる事も可能
6つに別れた尻尾パーツはそれぞれ可動
必殺技クレイテストコーションの両手を広げるポーズも可能。胴体は完全固定で腰の回転はできない
2nd素体の最終ペガサスとの比較。足首の延長等で巨大さを再現、冥衣の装飾感もあってシンプルな青銅との見た目の差が激しい
黄金聖闘士展開中に突如第11弾として発表され、大系でも
商品化していないアイテムの神話化決定に驚愕した。逆に
この商品によりシリーズごとに発売して行くと言う法則は崩れ、
次になにが神話化されるかまったく読めない展開になった。
当時は情報量の多さとボリュームに驚かされたが、頭部が
相変わらず大きめに造形されていてバランスがおかしい。
首は箱裏等の試作品では短かったが製品版で何故か延長。
しかしそれらの不満点は後に変化球で改善される事となる。