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ゾイドを塗装しよう!
ゾイドは通常のプラモデルと同じ組み立てキットなので、
プラモデル同様パーツごとの塗装が容易にできるようになってます。
アニメに出てきたカラーの再現や現行ゾイドを旧カラーで塗装したり、
好きな色で塗装したりしてゾイドをもっともっと楽しみましょう!
今回はビギナーでも比較的満足いく仕上がりになる
スプレー缶を使用した塗装を紹介します。
塗装と言えば筆によるものが考えられると思いますが、
筆塗装は壁にペンキを塗るのとは違い、
かなりの熟練が必要です。さらに1度に塗装できる
範囲も狭く、どうしても時間がかかってしまいます。
スプレー缶を使用するとムラも出にくく
失敗する可能性も少ないです。
さらに作業時間も短縮できて、とても便利です。
まず、1度組み立てたことのあるゾイドか、
組んでしまったゾイドをもう1度バラして
パーツ構成をよく把握し、塗装したいパーツを
選定しましょう。選定したパーツは表面の汚れや
ほこり、油脂を落とすためになるべくぬるま湯で
洗浄することをオススメします。
使い古した歯ブラシや洗浄ブラシを使用し、
中性洗剤でパーツを軽く磨きましょう。
汚れが落ちたらよく水分を切り(水アカに注意)
乾かしてからは手で直接触れないように。
仕上がりまでの行程としては、

1,サーフェイサーなどの下地を吹く。
2,本塗装する。
3,好みでトップコートを吹く。

おおざっぱに書くとこれだけですね。
では、実際に塗装するゾイドのキット、
セイバリオンを使って説明していきましょう。
作業するにあたっての環境を整えよう!
スプレー塗装は部屋で作業すると色々と問題が発生します。
特に注意しなければならないことに換気と、色合いの確認があります。
狭い部屋で作業していると室内にシンナーが充満し、健康に悪いです。
色合いの確認も室内灯だとわかりにくい場合があります。
そこで、昼間の風の少ない日に外で塗装してしまいましょう。
近所から苦情がきたり、塗装スペースが見つからない場合は、
公園などでやってしまうのも手です(通行人の視線が痛いですが(汗)
風やほこりを防ぎ、塗料の飛び散りを防ぐため、
大きめのダンボールが塗装ブースとして使えます。
作業が終わったら資源ゴミとして出しましょう。
スーパーの食料品コーナーでただでもらえたりします。
他に家電ショップだとかなり大きめのダンボールが
見つかります。テレビとかのだと適当ですね。
いよいよ作業スタート!
塗装したいパーツをきれいに並べましょう。
効率よくするためにパーツは1番面積の広い方を
まず塗装します。1回で塗装するのではなく
数回に分けて塗装します。パーツとの距離はだいたい
20〜30センチが目安です。
最初に塗料の噴出量をよく確認し、
パーツに向かっていきなり吹くのではなく、
ちょっと離れたところから噴射をはじめて、
パーツ上空をさっと通過し、
パーツから離れたところで噴射を止めてください。
これを守らないと噴射量が一定にならずに、
塗装面が液だれや、霧状になってしまう場合があります。
補足:画像は狭いところにパーツが並べられてますが、なるべく横幅にスペースを取り、
   噴射はじめと噴射終わりの場所を確保してください。均一にムラなく塗装するためには
   多少の熟練が必要ですが、基本を守ればひどく失敗することはまずないと思います。
ステップ1、下地塗装。
最初に使うのは下地用の塗料です。その昔はグレーを調合して
塗装していましたが、今は「サーフェイサー」という専用の
スプレーが売っています。これは模型用のパテ(硬化すると
プラスチックのように加工できる溶剤)を溶いたものと同じで、
塗料の発色をよくする他、細かい傷を埋める機能があります。
基本はグレーですが、グレーより明るい色、ホワイトなどを
塗装する場合は、ホワイトサーフェイサーなんて便利な
商品もあります。塗装用には1000番を使いましょう。
(500番だと大きな傷消しようなので、
 細かいモールドまで埋まってしまう恐れがあります)
サーフェイサーを吹く場合はやりすぎるとモールドが
埋まるので、小刻みにボタンを押して吹き付け加減を
見ながらパーツ全体に吹きかけましょう。

画像はセイバリオンのグリーンパーツに
グンゼのホワイトサーフェイサーを吹いたところです。
こうすることによりグリーンに直接色を吹くよりも
発色が良く仕上がります。また、成形色が違うパーツに
同じ色を塗装する場合は、色合いの統一に役立ちます。
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