聖衣神話第6弾
黄金聖闘士第1弾
2004年4月発売
4,200円
聖域で星矢の良き先輩として見守っていたアイオリアは13年前に聖域を裏切った
アイオロスの弟だった。教皇から星矢抹殺のために黄金聖闘士第一の刺客として
日本にやってくるが、沙織から真実を聞かされ、兄が間違っていなかった事を知る。
その後教皇と対決するが、逆に幻朧魔皇拳で洗脳されてしまい、十二宮にて
敵として星矢の前に立ちふさがった。必殺技は光速の右正拳「ライトニングボルト」
1秒間に1億発の光速拳を放つ「ライトニングプラズマ」。獅子座の黄金聖衣は
後にハーデス編で一輝の体を覆う事になるが、タナトスに一瞬で砕かれてしまった。
素体は1stの改良版で腿の部分がやや細い
まさにフルアーマーな獅子座の黄金聖衣装着状態
ライオンの頭部は
オブジェ専用に
造形されている
オブジェ形態はネメアの谷の化けライオンの姿に組み変わる。ヘラクレスの第一の冒険として有名なエピソードで、
ミュケナイ王のエウリュステウスに12の難業を課せられたヘラクレスが最初に行ったのがネメアのライオン退治である。
このライオンは刃物を通さない体を持っており、弓も歯がたたない為、ヘラクレスはその怪力を活かし、棍棒で弱らせ
絞め殺したと言われる。そしてその皮を剥いで頭から被り、全ての難業を突破してみせた。ネメアのライオンはその後、
ゼウスにより天に上げられ、黄道十二星座の一つ、獅子座となった。有名な星に獅子の心臓に当たるレグルスがある。
全パーツ構成
前髪の一部を外してマスクを装着する。・・・それにしても頭部がでかすぎ&造形が醜い(涙)
十二宮背景紙で撮影
オブジェと素体の比較 ブリスター構成。パーツが多いため、外箱は青銅より大きくなっている
薄い一枚布のマントが付属
背中の二箇所の穴に装着する
マントが付属するのは嬉しいが、なぜか両面薄紫色のペアペラなマントで
劇中のような表が白で、裏が青のマントとは全く違う、なぜこの仕様なのか?
聖衣装着の際は肩を引き出す。正拳のポーズも難なく決まる 装着状態でも片膝立ち可能 オプションで両平手が付属する
聖衣が胴体を完全に覆っているので腰はほとんど動かなくなるが、肩アーマーと腰アーマーは大きく可動し、ポーズの妨げにならない
一輝の頭部を移植可能
祖となる大系との比較。大系が単色メッキなのに対し、神話では部分的に多色メッキを使ってアクセントを出している
今回から箱の外周になにやらギリシア文字のような文章が書かれるようになった。これは「聖闘士聖衣大全」によると
暗号文になっていて、メッセージや将来の発売情報などが隠されている事があり、そのバリエーションはいくつかある
ちなみにレオアイオリアに隠された文章は以下の通り、これはライブラ童虎まで共通の文章になっている。
ΣΑΙΝΤ ΧΛΟΤΗ ΜΨΤΗΟΛΓΨ
ΖΟΔΙΑΧ ΓΟΛΔΣΑΙΝΤ ΦΟΡ ΑΤΗΕΝΑ
ΓΟΛΔΣΑΙΝΤ ΙΣ ΤΗΕ ΣΤΡΟΝΓΕΣΤ ΣΟΛΔΕΡ
元が英文なのでなんとなく読める気がするが、後々になると複雑な解き方を要求される文章も現れた。
この暗号は初代担当者のお遊びで、スペクターや3代目担当商品では廃止されたが、4代目担当商品で復活した。
ちなみに解読後は以下の通りになっている。法則に従っても文字が足りなかったりするがそこは脳内補完しよう。
SAINT CLOTH MYTHOLDY
ZODIAC GOLDSAINT FOR ATHENA
GOLDSAINT IS THE STRONGEST SOLDER
聖闘士聖衣神話
アテナのための十二宮の黄金聖闘士
黄金聖闘士は最強の戦士
待望の黄金聖衣第1弾として満を持して発売されたが、
相変わらずの頭部造形に、謎の薄いマントで正直萎える。
だが黄金聖衣の重量感と迫力はやはり素晴らしいものがあり
オブジェ形態と共に大系からの劇的な進化が伺える。
しかし何度も言うが「人形は顔が命!」玩具では許されたが、
フィギュアでは許されないことなのである。対象年齢を
引き上げたからにはそれ相応の造形が求められて然るべき。
ところが、残念ながらこの問題は当分続く事になってしまう・・・