キルナ側アーマー
解説:エギールはキルナ宇宙軍の第一潜航大隊ダーク特殊攻撃隊の
主力バトルアーマーである。元々は2980年に火星の海洋都市
開発計画の作業用アーマーとして開発された。特に水中での機動性に
優れた性能を有していた。ゼルダンがブルースター侵攻に備えて
陸上起動性能の強化および武装・装甲を施し戦闘用として改造された
バージョンである。形式はS・A11(サブマリンアーマー)多目的
攻撃用アーマーである。武器としてはロケットランチャー、ホーミング
魚雷、対空ロケット、ハンドバルカンを標準装備している。
エギール1番機は「ポセイドン」と呼ばれ、
ダーク特殊攻撃隊長のバスター中佐が搭乗し他のエギールを指揮する。
全高:13.100mm 全幅:8.920mm 肩高:11.800mm
乾燥重量:75t 戦闘重量:92t 最高速度(磁力ホバー):720km/h
 (走行)83km/h (水中航行速度)270ノット
通常出力:48.000shp 最大出力:72.000shp
起動システム:パルス融合エンジン
武装:120mm8連ロケットランチャーx2 50mmハンドガン
250mm3連ホーミング魚雷x2 200mm8連対空ロケット
サイドプロテクターを組み換え、陸戦用シールドとして装備可能
 ■装甲巨神Zナイトストーリー
人類はすでにテラフォーミング計画によって火星を第2の地球とした国家を創建していた。西暦2600年には地球は
一度彗星衝突の現実に遭遇した。その時から火星国家は地球を見捨てた独裁者や選ばれし者たちの国家へと変貌したので
あった。惑星国家キルナの誕生であった。人類は地球(後にブルースターと呼ばれる)と惑星国家キルナに分断された。
……時は西暦2997年、大宇宙に太陽風が発生、ブルースターと火星を襲った。ブルースターの汚れた大気は吹きとばされ
大気は浄化された。火星では人工大気を吹きとばし人類を打ちのめした。キルナの大統領ギスカールは母星である
ブルースターへの帰還を決意、キルナ宇宙軍の大艦隊がゼルダン将軍の元に編成された。
西暦2997年、宇宙ステーションコロニーのアトランティスにキルナの大艦隊が入港、キルナ宇宙軍のブルースター
帰還作戦がスタートした。アトランティスはキルナ宇宙軍のアーマーにより制圧された。……バトルアーマーを艦載した
キルナ宇宙軍はブルースター目指し発進した。その目的はブルースター侵攻であり、装甲巨神の奪取であった。
パーツ数:73 キャップ使用数:8  パワーユニット:1(単3x1)  ハードポイント:6
1991年5月発売 2,600円
B・A:バトルアーマーとは、戦闘用人型兵器の総称で2300年代の後半に人類が生みだした画期的な戦闘メカである。
開発当初のテスト機体は数々のテストを行った後に、宇宙ステーションの建設等に使用されたが、結果的にはB・Aの
宇宙戦闘能力を極めて向上させるデータ収集に役立つ事になる。操縦は基本的に有人システムであるが、戦闘学習型
コンピューターの搭載により基本動作は機体自体の判断で行う事が出来た。そのためにパイロットの役割は
攻撃タイミングの判断をすればいい訳だが、優秀なパイロットはコンピューターに対する依存度を減らす事によって、
より高い戦闘力を引き出す事が可能であった。その後、戦闘用アーマーは2600年代に誕生した
「惑星国家KILNA」に於いて急激な進化を続けていく事になる。
機体解説:2998年に就役したキルナ軍の多目的攻撃用アーマー。
ブルースターの配備する水中用バトルアーマー(ボガトゥイリ)を遙かに凌ぐ性能を有しており、
ブルースター侵攻作戦に際して活躍した。侵攻作戦用に急遽開発されたため、まだ配備数が少ない。
パイロット:「海の悪魔」と恐れられたダーク特殊攻撃隊。正式にはキルナ宇宙軍ゼルダン機動艦隊第一潜航大隊。
ブルースター侵攻用に新編成された部隊で、全軍から優秀なパイロットを選抜して作られた。
隊長はバスター中佐。(27才)。天才的な戦闘センスの持ち主で、若手のホープと期待されている。
筆者解説:水中作業用に開発されたアーマーを原型に急造された新鋭機体だがその完成度は高く、
ブリードキングダム領北海の海中(現イギリスの東側)にあるシャロー神殿への侵攻作戦に活躍し、
神殿内部に密かに封印されていた装甲巨神「マリンカイザー」の奪取に大きな役割を果たす。
ゼルダンの指示により主に陸戦能力が強化され、各ユニオンの制圧作戦にも用いられた。
潜航艇を思わせる流線的なボディと緑の本体色が特徴的なB・A。胸部にソナーとコクピットを備える。エギールとは北欧神話の海神
頭部にメインカメラと赤外線センサー
丸みを帯びた意匠はタコのイメージ
背部の120mm8連ロケットランチャーは
陸戦時には肩部に移して使用する
腕部に250mm3連ホーミング魚雷を装備
肘部分に武装用のアタッチメントがある
肩アーマーで二の腕を覆い、潜行形態になり水中を進む
背部には水中での推進装置となる巨大なファンを背負う
4本指がセットで可動し武器を保持
ストッパーにより握った状態で固定される
携行武器の50mmハンドバルカン
陸戦時のメイン武装となる
ハンドバルカンは縦に持ち変え
打撃武器のようにも使用できる
腰のサイドアーマーは着脱可能で、ハンドバルカンに装着すると陸戦用シールドになる
サイドアーマーを外すと共通アタッチメントが現れ、他の武装を装着可能となっている
機体各所のアタッチメントに自由に武装を取り付けることができ、様々な武装パターンが楽しめる
電池ボックスの左上に電源スイッチがある 腕を振りながら2足歩行で前進する、装甲巨神のような連動ギミックはない
装甲巨神、メタルフット、戦車、フィギュアとの比較
すべては72分の1スケールで統一されている
リモコンには単三電池用のアタッチメントも付属
バトルアーマーにも問題なく使用できる
装甲巨神に対する廉価版敵メカだが、ゾイドから
継承されていたパイロットフィギュアが付属せず
連動ギミックもなくなった。装甲巨神は鎧や戦士を
モチーフにしているが、キルナ軍バトルアーマーは
純粋な「戦闘機能」を優先にデザインされている