RPZ-11 ガンブラスター<重装甲強行陸戦型>
  GUNBLUSTER(アンキロザウルス型)
解説:高性能兵器を装備した暗黒軍ゾイドに対抗して、共和国軍が総力を
結集して開発した戦闘機械獣。背部に装備された三連のローリング砲は、
ハイパーローリングキャノンと呼ばれ、最大限まで増幅されたエネルギーを
全快で発射する超兵器である。また、側面は左右24本の角からなる
超電磁シールドシステムによって防御されている。そして強力なレーダーも
装え、攻撃、防御ともに優れた陸戦メカである。
カタログ解説:最強の破壊力で敵陣を突破する重装甲メカ。
全長:19.0m 全高:8.1m 全幅:9.3m 重量:125t 最高速度:120km/h
攻撃力:38(本体18・砲塔19・シールド1)
防御力:29(本体15・砲塔1・シールド13)
総合力:67(本体33・砲塔20・シールド14)
武装:ブレーザーキャノンX2 パルスガンX2 電磁砲 サンダーキャノン
連装加速ビーム砲 加速衝撃砲 プラズマキャノン ビームキャノン 三連速射砲
レールキャノン 連装パルスビーム砲 ショットガン 超電磁シールドホーンX24
エネルギーチャージャー 3Dセンサー 冷却用放熱口X4 後方警戒レーダー
■ゾイドバトルストーリー<撃て!ガンブラスター>
 ZAC2053年、共和国軍は暗黒軍の強大な戦力に苦戦していた。
シュウは敵の予想外の攻撃を受け、レイノス飛行体に対して命令を発した。共和国ヘリック大統領に援軍の要請をすることであった。
魔の海域トライアングルダラスは強力な磁気嵐が吹き荒れており、一切の電波が通じない。連絡手段は直接伝えるしかないのだ。
シュテルマーの指揮する暗黒軍の攻撃はますます激しさを増していった。共和国軍の負傷者は増え、食料も完全に底をついた。
しかし戦意は決して衰えることはなかった。ガイロス皇帝は思いのほか長びく戦いにいらだちを見始め、
シュテルマーの攻撃が手ぬるいと責め立てた。シュテルマーは遂に最大級の攻撃を全軍に命じた。
共和国軍兵士は全員陣地の前に出て、敵を迎え撃つ体制を整えた。誰もが最期を覚悟していた。
その時、シュウのトランシーバーがなった。レイノス飛行体が援軍を連れて帰ってきた。
「隊長、遅くなりました。」その声が終わるか終わらないうちに、ダークホーンの先頭部隊が突然火を噴いた。
シュウの目に飛び込んできたのは見たことのない異様なメカだった。
たった一機だが背中に装着した三連のローリング砲が火を噴くたびに、あのダークホーンが無惨に吹き飛んで行くではないか、
そればかりか、全身がまるで武器の固まりのようだ。「隊長、ご紹介しますよ、新生共和国の超新メカ、ガンブラスターです。
本日よりシュウ隊長の指令機としてお使い下さい。大統領からのプレゼントです。」
暗黒軍の指揮官シュテルマーにとって、ガンブラスターの出現は予想しなかったことだった。それだけに受けたショックも大きかった、
しかしかつての帝国軍の勇猛で冷静な指揮官らしく、逆に戦意を駆り立てられたのだった。
いったん軍を立て直すためにシュテルマーはダークホーンの部隊を「ゴッドクライ」と呼ばれる谷の奥まで撤退させる決心をした。
谷は狭く、ここへあのガンブラスターを引き込めばローリングキャノン砲の威力も半減させることができる。そこで一気に決着をつけるのだ。
メカ同士がぶつかり合う戦場で、シュウはダークホーンのコックピットを開き指揮をしているカミソリのような目をしている指揮官を見た。
同時に、シュテルマーも勇敢に突撃してくるガンブラスターのコックピットに若い士官がいることを見ていた。
お互いが誰かは二人とも知らない、しかしこれから長い戦いにおいて、ライバルとなるシュウとシュテルマーのこれが最初の出会いだった。
陽がくれた、疲れ切った両軍は兵を引いた。ガンブラスターの前線投入で、戦局は変化を見せ始めた。
強力な援軍を得た共和国軍は、暗黒軍に対向するため、軍団を再編成。軍旗も新たに新生共和国軍とし、暗黒大陸奥地へと進軍を開始した。
ついに両軍の激戦が暗黒大陸内部で始まった。壮絶な戦いが繰り返され、戦線は激化していった。
キット解説:ハイパーローリングキャノン回転。パワーユニットにより4本足で前進します。
パーツ数:57 キャップ使用数:14 パイロット:1 パワーユニット:1(単3X1) ハードポイント:2
1989年7月発売 2500円
機体解説:暗黒大陸での戦闘において、従来の火力では暗黒軍のゾイドに
太刀打ちできないとわかった共和国軍が総力を上げて開発した砲撃ゾイド。
3000連発のハイパーローリングキャノンは別名黄金砲とも呼ばれ、
多種多様な兵器の一斉射撃はいかなる装甲をも撃ち破る威力を秘めている。
完全に移動砲台に徹しており、火力は全て前面に集中。センサーやレーダー類の
強化と共に超電磁シールドホーンにより防御力を高め、機動力の低さを補っている。
筆者解説:カノントータスを猛烈にパワーアップさせたような超砲撃ゾイド。
格闘戦もこなせる事ことから機動力は想像するよりは低くないようだ。
対空ゾイドとしても抜群の威力を誇り、幅広い用途で使用された。
製品解説:最大の特徴である全16門の黄金砲をメッキパーツで再現しており、
キャノピーのメッキパーツ化とともにパワーエンブレム採用ゾイド第1号でもある。
暗黒ゾイドが蓄光パーツを多用したのに対して、メッキパーツを採用したかは不明だが、
以降共和国ゾイドにはメッキパーツを多用したゾイドが増えていく事になる。
3Dセンサーを装備した上面装甲下がコクピットで搭乗員は1名 後方警戒レーダーとシールドホーン
めずらしいスライド式スイッチ 黄金砲は下部を除いた三ヵ所が歩行と同時にそれぞれ独立して回転する
ガンブラスター全体パース
関連リンク
RZ-052 ガンブラスター
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