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過酷な戦いの中で倒れていった
数多くのゾイド星兵士達の勇気と責任感に敬意をこめて
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ゾイドバトルストーリー第1章
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■ZAC2030 無敵!ゾイドゴジュラス大進撃
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帝国に現れた初の純正大型ゾイド、レッドホーンの攻撃に共和国は劣勢を強いられていた。
だがここに来て、活躍の機会が少なかったゴジュラスの圧倒的な格闘能力が注目され始めた。
レッドホーンの砲撃に耐えつつじりじりと前進し、最後には強力なパワーを活かした格闘戦において勝利するのだ。
戦いの様相は一変した。共和国はゴジュラスを主力に部隊を編成し、レッドホーンを迎え撃った。
一方帝国は対ゴジュラス用ゾイドの開発を急ぎつつ、それまでは改造レッドホーンで共和国の猛攻を凌ごうとしていた。
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画像解説:1巻4〜5P見開き
接近戦を挑もうと突進するレッドホーンをゴジュラスはガッチリ受け止め、なんと左腕1本で持ち上げてしまう。
ゴジュラスの必殺技「ゴジュラスクロー」だ。レッドホーンはコックピットを握りつぶされ大破。
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「RBOZ-003 ゴジュラス」 無改造のノーマルタイプだが、新型のレッドホーンにも遅れを取る事はない。
パワーが違いすぎるのだ。本格的な格闘ゾイドとして頭角を現したゴジュラスに帝国軍の苦戦は続く。
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「EPZ-001 レッドホーン」 昨年ロールアウトしたばかりの帝国主力ゾイドだが、
砲撃戦を想定していたレッドホーンに、格闘戦を挑んでくるゴジュラスを止める事はできなかった。
正面から1対1で格闘戦を行った場合、ほぼ勝ち目はない。帝国軍は火力重視の戦法をとるようになる。
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画像解説:1巻5P上
改造レッドホーンの「ブルスタイン」が改造ビガザウロの「ウォークルーザー」に突進をかけている。
手前に「砂漠仕様ゲルダー」ブルスタインの後方には「サークルゲーター」が確認できる。
1巻では見切れているが、ウォークルーザーの左に青いザットンの頭部がかろうじて確認できる。
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「ウォークルーザー」 戦艦タイプに改造されたビガザウロ。機体上部に指令室と3連大型砲塔を装備。
尾部にも同型の3連砲塔が追加されている。火力は向上したが本体は無改造なので装甲は薄い。
長距離行動もできる強行偵察型ゾイドとして国境地帯をパトロールしていたが、
待ち受けていた帝国軍のブルスタイン部隊戦闘、大破させられる。
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「ブルスタイン」 改造レッドホーンだが牛型ゾイドらしい。土木作業用に開発されたが突進力をかわれ、
突撃ゾイドとして前戦に投入された。背部に巨大なドリル(中央のドリルはモルガよりでかい)を3基
搭載しており、尻尾は短く頭部の角は側頭部の2本のみで前方を向いており鼻輪まで付けているので、
なるほど言われてみれば牛型に見える。
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「プロトタイプゲーター」 量産型に先行して実働試験を行っていたタイプ。頭部は共通コクピットではなく、
データ収集用のためか大型の専用コクピットが搭載されている。
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「サークルゲーター」 ゲーターの制圧タイプ。背部のレーダーを巨大なサークル型弾倉に換装。
ガトリングガンの総弾数を限りなく引き上げた火力強化型。他にも頭部側面右側に20ミリ対空砲、
左側に重機関砲、弾倉左側面に40ミリ砲、右側面に20ミリ砲を装備しており、かなりの重武装。
本体は白に部分的に赤、サークル弾奏部分は青とテスト機体なのか派手な塗装が施されている。
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「プロトタイプモルガ」 シルエットはモルガそのものだが、全体的に形状が異なる。特に頭部はこの段階では
共通コクピットと2重装甲ではなく、専用のコクピットが装備された頭部に直接乗り込む形になっている。
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「ゲルダー砂漠仕様」 現時点ではまだ試作段階で実験的に前戦に投入されたと思われる。
外見はほぼ量産型と同じで、全体をサンドブラウンで塗装され、砂漠地帯で実働試験を行っていた模様。
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「プロトタイプザットン」 現時点ではまだ試作段階で実験的に前戦に投入されたと思われる。
外見はほぼ量産型と同じで、全体を白と青で塗装され、ゲルダーと共に実働試験を行っていた模様。
両機の量産型ロールアウトは1年後となる。
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「RBOZ-001 ビガザウロ」 共和国初の大型ゾイド。2030年には旧式のため第一線を退きつつある。
あまり知られていないが潜水能力があり、浅い海や河なら行軍可能。
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画像解説:1巻5P中央
改造レッドホーンの「バーナス」。背中に装備された火炎放射器で森林を焼き払い、木々は炭化した。
バーナスと同系統の改造レッドホーンが他に2タイプ存在し、3機は1小隊として行動する。
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「バーナス」 両脇に2基の火炎放射器を装備した改造レッドホーン。背部と両脇に合計4基の燃料タンクを
装備し、森林や洞窟に潜む敵を焼き払った。先端の角は前方を向いており、余剰HPにライトユニットを装備。
夜間の作戦にも対応したと思われる。
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「ゴーラス」 バーナスとは逆に冷凍砲で敵を凍らせる改造レッドホーン。巨大な冷凍ガス発生装置を背負い、
口に装備された2連砲塔より冷凍ガスを噴出し、敵を凍らせる。オプションでミニロケット砲も装備。
全身は白と銀、脚部と尾部は青で塗装されている。
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「トルネドス」 バーナスと同系列の改造レッドホーン。巨大なターボローターを2基装備しており、
旋風を起こす他、毒ガス噴射装置も備える。大型キャノン2基とレーダーも装備しており、敵の捕捉能力も高い。
全身をサンドイエローで塗装されている。
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■ZAC2031 改造ゾイド部隊砂漠の決戦
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中央大陸に広がる砂漠地帯、帝国の侵攻を恐れた共和国軍によって広範囲に地雷が敷設されている。
その奥では共和国軍の改造ゾイド部隊が地雷原を避けて進撃してくる帝国軍を待ち構えていた。
絶えず遭遇戦が繰り返されるこの場所で、帝国軍は新型ゾイドの実働試験を行っていた。
普段はすぐに撤退する帝国軍だったが、今回の遭遇戦は既に1週間を経過している、
共和国軍も改造ゾイドを総動員し、決着を付ける構えでいたが、戦いの行方は帝国軍の改造ゾイドが握っていた。
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「パーシング」 レーダーと連動した長距離ミサイルを搭載する改造ビガザウロ。地雷原を越えて攻撃できる。
帝国軍は戦線の後方から攻撃してくるこの機体に手を焼き、この戦いでの撃破を最終目的にしていた。
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「グレーター」 砂漠の岩肌に擬態する特殊装甲をその身に纏う改造ゴルドス。
優れた策的能力により、身を隠しながら自在に動く小型レーザー砲でモルガ部隊を奇襲、全滅させる。
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「RMZ-11 ゴドス」 ガリウスの後継機として開発された共和国軍の実質的な主力ゾイド。
専用コクピットを装備した強化型も存在する。優秀な小型ゾイドで相当数が量産された。
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「RMZ-12 ガイサック」 砂漠戦で主力となる特殊ゾイド。専用コクピットを装備した強化型も存在し、
市街戦や、基地攻略などで長く活躍した。専用強化パーツはゴドスと共通とし、生産性を高めている。
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「RMZ-04 グランチュラ」 初期に生産された特殊ゾイド。地形を選ばず行動でき、砂漠地帯や山岳地帯、
市街戦などでも活躍する。その得意な機体構造は後にガイサックへと受け継がれる。
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「EMZ-13 マーダ」 帝国軍の純正小型ゾイド第1号となる初期の主力機。
電磁砲装備型とミサイルポッド装備型の2種類が存在し、局面に応じて使い分けられた。
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「EMZ-14 ゲーター」 小型ながら強力なレーダーを備えた初期の電子戦用ゾイド。
生産性に優れ、数で共和国軍のゴルドスに対抗した。武装はシンプルにまとまっている。
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「EMZ-15 モルガ」 砂漠戦を得意とする特殊ゾイド。的が小さく、機動力に加え、
装甲も厚い事から、兵士達に愛され、相当数が量産される事となる。
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「サンドガウォーク」 両脇に巨大なマグネッサーシステム用のファンを2基装備し、
砂漠を滑空するようにホバリング移動する高機動ゾイド。ミサイルで武装する。
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「グライマーダ」 巨大な翼を装備し、空中戦闘を可能にした飛行型マーダ。
全体は白で塗装され、ミサイルとビーム砲で武装する。
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「サンダーモルガ」 モルガにローターブレードを装備し、ヘリのように飛行を可能にしたタイプ。
ミサイルで武装し、地上攻撃のほか物資輸送にも力を発揮した。
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「タイ・モルガ」 モルガの武装強化型。電磁砲やミサイルなどで武装し、少数生産された。
この戦いでは数機が参戦し、パーシング撃破の使命を担っていた。
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帝国軍は地雷原突破用の切り札を用意していた。巨大なローラーを装備した改造レッドホーン「デストローラー」が
地雷原の中央を進撃、護衛用のグランチュラ部隊を全滅させ、共和国後方部隊への道を切り開く。
遭遇戦に参加していた帝国部隊は全て囮だったのだ。温存されていたタイモルガ部隊が突撃し、パーシングを攻撃。
長距離攻撃に特化したパーシングはあえなく撃破された。パーシングの迎撃ミサイルにより空中戦力を封じられていた帝国軍は、
ここぞとばかりに改造空戦ゾイドを繰り出し、共和国部隊を殲滅、戦いは帝国軍の勝利に終わった。
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画像解説:1巻5P下
改造レッドホーンの「デストローラー」地雷原突破用に装備したローラーは敵ゾイドを攻撃するのにも大きな力を発揮する。
パーシングを護衛していたグランチュラ部隊はワイヤーに捕まり、ローラーで押しつぶされて破壊、全滅した。
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「デストローラー」 地雷原突破用に開発された改造レッドホーン。巨大な破壊用ローラーを装備し、
背部には敵を捕獲するキャッチワイヤーがあり、絡め取った敵をローラーで押しつぶす。
砂漠地帯にて共和国が敷設した地雷原を突破しグランチュラ部隊を撃破、作戦を成功させた。
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